遺言書がない場合の相続人とは

弦

日本の民法では、自分の死後の財産の分割の方法について自らの意思で決定することが認められています。財産を相続される人物のことを被相続人といいますが、この被相続人は財産の分割の方法について遺言書というかたちで、自らの生存中に遺しておくことが可能なのです。

 
遺言書によって被相続人が生前に決めておいた人物が被相続人の正当な相続人となるわけですが、被相続人が急に死亡してしまったときや、あるいは生前に遺言書を遺していないような場合には民法によって定められた相続順位に従って相続人が決定されることになります。遺言書によって被相続人から相続人として指名された人物の相続の権利は常に上位に立ちますが、遺された財産のすべてが手に入るわけではありません。法定相続人の最低限の取り分というものが相続順位に応じて決められているからです。

 
このような民法によって被相続人の財産を相続する権利があると認められた相続人のことを法定相続人といいます。法定相続人の中でも相続順位がなく、つねに相続する権利を有しているのが配偶者で、次に位置するのが直系卑属と呼ばれる子供や孫、ひ孫です。さらには被相続人の父や母である直系尊属、被相続人の兄弟姉妹や姪や甥と続くことになります。

 
なお、相続順位によって相続できる財産の最低限の取り分が決められています。

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